主な劣化箇所 |
症状 |
写真 |
調査方法 |
劣化レベル |
状態 |
壁全面 |
チョーキング |
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指触 |
5 |
チョーキングとは、塗装膜中の樹脂分や顔料成分が紫外線や熱・雨水等の影響で劣化して、白い粉が手に付く現象を言います。外壁の塗装は、塗膜自体の保護機能が低下して、防水効果が期待できず、危険な状況です。 |
屋根 |
塗膜劣化 |
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目視 |
4 |
O様邸の屋根は、コロニアル(瓦)と云います。通常の瓦に比べ厚さが薄いので、表面の塗装皮膜が劣化すると、雨漏りや(瓦自体に)割れが生じます。ご注意下さい。 |
南側 |
亀裂 |
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目視 |
5 |
外壁(塗装)の劣化に伴い、コーキングに割れが生じています。 一部が割れているのではなく、全体的に補修が必要な状況です。 |
玄関柱 |
ひび割れ |
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目視 |
4 |
上記のコーキングの一歩手前の写真です。 このままの状態であれば、深い亀裂が生じます。 早めのお手入れが必要です。 |
1階 |
色あせ |
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目視 |
4 |
新築時にアクリル系の外壁塗装を行うと、5年位で、色あせが生じてきます。 次回の外壁塗装は、ウレタンやシリコン系の塗装をお勧めします。塗り替えスパンを延ばす事が可能です。 |
雨樋 |
色あせ |
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目視 |
3 |
雨樋もウレタンやシリコン塗装であれば、美観も保て、雨樋の交換時期(15年~20年位)を延ばせます。 アクリル系の塗装ですと、3年から5年で、塗膜剥離を生じます。 |
コーキング |
ブリージング |
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目視 |
4 |
コーキング中に含まれる、油分が熱などの影響で、表面に浮き出しています。 専用のシーラーを使って処理が必要です。 |
破風板 |
塗膜剥離 |
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目視 |
4 |
紫外線が直接当たる事や、雨水・太陽熱の影響で、塗装膜が剥がれています。木材に雨がしみ込みやすい為に、木材が腐れることも有ります。 注意が必要です。 |
軒裏 |
雨シミ |
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目視 |
3 |
上の破風板に比べて、直接紫外線等があたる場所ではないので現在は、水性エマルジョン塗料を使用しています。 ウレタン塗装が最適です。 |
ひさし |
塗膜剥離 |
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目視 |
4 |
破風板同様の原因により、塗装膜に剥離が生じています。塗り替えが必要です。 |
鉄部 |
劣化 |
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目視 |
3 |
一部、屋根瓦を押える板金以外に、サビの発生は見られません。がしかし、サビが発生している箇所は、必ずサビのケレン・サビ止め塗装の写真を業者に提出させましょう。これが、意外と重要です。 |
雨戸 |
チョーキング |
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目視 |
4 |
診断書の最初に示した、外壁のチョーキングと同様の原因によるものです。 早めのお手入れで、サビの発生も防げます。 |
テラス |
腐食 |
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目視 |
5 |
塗装膜は剥がれ、一部床板に腐食がみられます。 交換も可能ですが、如何しましょうか? |
劣化レベル |
0. 異常なし 1. やや劣化あり 2. やや劣化が進行 3. 劣化が進行 4. かなり劣化が進行 5. 劣化が激しい |