主な劣化箇所 |
症状 |
写真 |
調査方法 |
劣化レベル |
状態 |
北側瓦 |
コケ |
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指触 |
3 |
北側の瓦には、コケが発生していました。南側の瓦は、紫外線の影響で、塗膜劣化や一部剥離も見られます。 |
南側外壁 |
退色 |
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打音 |
3 |
N様邸の外壁は,現在セラスキンの吹付け塗装を行っています。硬くて高級な塗装です。紫外線の影響で、南側の外壁特にベランダ付近は退色が進行中です。防水効果が低下しており、今後はコケの発生も考えられます。 |
東南角 |
コケ |
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目視 |
3 |
1階の東南角を撮影しました。若干コケの発生も見られます。塗料の性能は、アクリル→ウレタン→シリコン→フッソの順に耐久性がアップします。 |
軒裏天井 |
風汚れ |
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目視 |
2 |
軒裏(天井)は、直接紫外線や雨の影響を受けにくい箇所です。現在水性アクリルエマルジョン塗装です。ウレタン塗装をお勧めします。 |
破風板 |
塗膜劣化 |
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目視 |
3 |
破風板は退色が始まっています。 |
雨樋 |
退色 |
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目視 |
3 |
雨樋は紫外線や熱の影響を受けて、弾力性が低下しています。通常20年前後で、交換時期を向えます。塗装ウレタンやシリコン塗装により、交換時期を延ばす事も可能です。 |
笠木 |
良好 |
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目視 |
2 |
ベランダ笠木(カサギ)を撮影しました。鉄板なので塗装可能です。 |
2階壁 |
良好 |
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目視 |
2 |
紫外線や太陽熱の影響が、南側に比べてすくないので、良好な状態を保っています。今後は、防水効果の低下に伴い、コケの発生が予想されます。 |
雨戸 |
良好 |
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目視 |
2 |
表の雨戸に若干の退色が見られるものの、比較的良好です。 |
1階瓦 |
ヒビ |
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目視 |
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1階西側の瓦です。棟に近い為、コーキングで補修しています。棟瓦を外す必要があるので、この様な処置をしたと考えられます。 |
予備瓦 |
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目視 |
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N様邸に使用している瓦は、現在の所、製造中止になっています。しかし、購入可能であれば、最低20枚程度確保しておくと良いでしょう。工事の際、業者に別途依頼して下さい。 |
濡れ縁 |
要塗装 |
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目視 |
3 |
一部腐食は見られますが、木材の質も良く、10年経過した割には良好です。作り直す際には、くれぐれも、量販店で購入した木材を使用しない事です。私としては、現状のまま、再塗装をお勧めしたいのですが。 |
ベランダ床 |
無塗装 |
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目視 |
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ベランダの床は、ステンレス製です。今後も塗装の必要はありません。作り手の良心が伺える、素材の選択です。 |
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劣化レベル |
0. 異常なし 1. やや劣化あり 2. やや劣化が進行 3. 劣化が進行 4. かなり劣化が進行 5. 劣化が激しい |