主な劣化箇所 |
症状 |
写真 |
調査方法 |
劣化レベル |
状態 |
壁全面 |
塗膜劣化 |
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指触 |
4 |
I様邸の外壁は、新築当時と比較すると、大分色が薄くなっている様です。外壁塗装は、アクリル系弾性リシンを吹き付けています。 防水効果7年前後と云う事を考慮すれば、良くもった方です。現在の所、塗装膜の防水効果は期待できません。 |
屋根 |
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目視 |
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屋根瓦は、塗装してはいけません。塗り替え工事の際には、足場を利用して、2階の瓦を点検することも重要です。 |
北面 |
雨汚れ |
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目視 |
3 |
風呂場の窓枠から流れた水が、角を伝ってご覧の様に黒く跡が残っています。このままにすれば、酷くなるばかりです。ウレタンやシリコン塗装、潮風の影響を考慮すると、フッソ塗装が最適です。 |
北面 |
ひび割れ |
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目視 |
4 |
外壁モルタルのクラック(ヒビ割れ)は、全面に見られます。 原因として、モルタルの1回塗りという事もありますが、地震や地盤の変化も原因に挙げられます。 弾性の下塗りでカバーする方法を検討しております。 |
雨戸 |
サビ |
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目視 |
4 |
北側の雨戸に白いツブツブが確認出来ます。これは、サビの一種です。湿気や潮風、経年劣化等による物です。 サビは除去した後に、必ずサビ止め塗装を行い、その工程写真を業者に提出させましょう。 これが意外と重要です。 |
西面 |
サビ |
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目視 |
3 |
上記の方法で、表面にサビが発生しない様に工事を行います。 |
垂木 |
シミ |
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目視 |
4 |
木部のシミは、経年劣化に伴い、自然発生します。 重要なのは、木部の樹脂分や油分を適宜補給してやる事です。シミ抜きで工事金額を吊り上げるよりも、質の良い油分を補給する事が重要と考えます。 |
軒裏 |
変色 |
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目視 |
3 |
前ページの垂木(タルキ)と同様の事が言えます。 油分の補給が重要です。 |
雨樋 |
経年劣化 |
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目視 |
4 |
雨樋の寿命(交換時期)は、15年~20年です。 足場を組んだ際に全交換する事も考慮されますが、ウレタンやシリコン塗装する事も可能です。交換の場合は、金具をステンレス製の物にすると良いでしょう。 |
銅板 |
無塗装 |
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目視 |
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I様邸の板金は、銅板が使用されています。 海に近いとの理由で、工務店側も考慮されているようです。 アルミ同様に銅も塗装してはいけません。ご理解下さい。 |
北面 |
タキロン |
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目視 |
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1階北面のタキロンは、足場を組む際に、撤去する事も考慮して下さい。 |
北面 |
排水管 |
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目視 |
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お風呂場近くにパイプが在りますが、壁と同色で塗装しては如何でしょうか。 |
北面 |
物置 |
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目視 |
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足場を立てて工事をする際に、北側の物置に在る品物を移動する必要があります。確認と打ち合わせが必要です。 |
全面 |
基礎 |
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目視 |
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正面の洗い出し部分やモルタル刷毛引きの基礎部分には、塗装してはいけません。 |
劣化レベル |
0. 異常なし 1. やや劣化あり 2. やや劣化が進行 3. 劣化が進行 4. かなり劣化が進行 5. 劣化が激しい |