主な劣化箇所 |
症状 |
写真 |
調査方法 |
劣化レベル |
状態 |
壁全面 |
クラック |
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目視 |
3 |
T様邸の外壁は、クラック(ヒビ割れ)が全面に確認されます。現在の所、ダメージは浅いのですが、今後もクラックが増えたり深なる可能性があります。①モルタルの1回塗りと②外壁に縦目地が無い事が原因と考えられます(下記参照)。弾力性の有る塗料を使用しましょう。 |
参考 |
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①外壁の角にある、プラスチックのコーナーを使用している事から、上記の判断を行いました。 ②外壁の縦目地の例です。ヒビが発生する事を前提に、縦に目地(切れ込み)を入れる方法があります。 |
屋根 |
塗膜劣化 |
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目視 |
4 |
北側の屋根を撮影しました。コケの発生が顕著です。ウレタン系できれば、撥水・耐久性に優れた、シリコン系の塗装が費用対効果の面から考慮してお勧めです。 |
受け樋 |
雨汚れ |
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目視 |
1 |
2階ベランダ上部の受け樋です。線を伝って雨の汚れが目につきます。遮蔽物を設ける事で解決するでしょう。 |
ベランダ床 |
塗膜劣化 |
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目視 |
3 |
ベランダの床は現在スノコをひいてありますが、紫外線や太陽熱・雨水から床のウレタン防水を守る為には有効です。今回、ウレタン防水の見積もりを計上していますが、必要ないと判断される場合には、単純に差し引いて下さい。 |
手摺 |
無塗装 |
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目視 |
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原則としてアルミの部分は、塗装をしない方が良いと思います。銅や鋳物同様に、塗膜剥離を起こします。 |
外塀 |
無塗装 |
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目視 |
4 |
玄関に通ずる塀の塗装は、既にされている模様です。洗浄のみで結構です。塗装の見積もりから除外します。 |
破風板 |
変色 |
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目視 |
3 |
ウレタンやシリコンの塗装をお勧めします。アクリル系の塗料を使用すると、2~3年で剥離が生じます。屋根や外壁で使用する塗料に注意しても、部分塗装に使用する塗料の種類を間違えると失敗します。これが意外と重要です。 |
軒裏 |
劣化 |
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目視 |
3 |
軒裏は現在アクリルエマルジョン塗装です。ウレタン塗装で十分長持ちさせる事が出来ます。 |
雨樋 |
色あせ |
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目視 |
3 |
雨樋は塩ビ系の素材です。20年前後で交換時期(寿命)が来ます。紫外線・熱の影響で色あせや劣化が進行します。適宜塗装する事により、交換時期を延ばす事も可能です。 |
鉄部 |
塗膜劣化 |
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目視 |
3 |
ひさしやフードなどの鉄部も塗装します。鉄部にサビが発生している場合は、必ずサビ止め塗装を行います。 |
雨戸 |
塗膜劣化 |
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目視 |
3 |
雨戸はベランダ内部の最近設置された物は、塗装から除外しました。 |
劣化レベル |
0. 異常なし 1. やや劣化あり 2. やや劣化が進行 3. 劣化が進行 4. かなり劣化が進行 5. 劣化が激しい |