(➀コロニアル屋根材の割れを補修している参考写真です)
屋根材特にここ数十年はコロニアル瓦(新生スレート)は新築の屋根材の主流になってきました。
出始めの頃のコロニアル瓦は、アスベストが混入されており、丈夫な屋根材でしたが、病気に発生原因が疑われ、
法律で規制されて、使用できなくなりました。 そこで、問題が発生しました。アスベストに代わる素材について。
製造メーカーもいろいろ検討していますが、中には割れが多くて、不具合が生じるケースが出てきます。
お施主様の立場からすると、『何故、私の家だけが?』とお考えになられるのは不思議ではありません。
ここ数年で、3~4件その様な現場を経験しました。 みた目には同じでも、屋根に上がって隅々まで点検してみると、
まさに『バターとマーガリン』くらい いやもっと切実です。
改修方法は、①部分的な手直し(可能な場合)と②全面改修 になります。部分的な改修も同じ屋根材が入手困難な
場合は、写真の様に補強して塗装になります。一部差し替える場合は、新築当時の様に釘止めが出来ないので、
接着剤で固定する方法を取らざるを得ません。将来的になんらかの原因で、落剝する可能性があると私は思います。
最善の方法は、屋根の全面改修ですが、費用的にかなりの負担がかかります。
瓦やコロニアル、それ以外の屋根材でも、20年~30年程度で(全面)改修が必要になると思って、そのための準備が
必要になってくるのではないでしょうか。
(②割れが生じた場所を補修している写真です。色が違うので、分かりやすいですね。)