住宅の屋上に施工した防水工事の5年点検を行いました。旧塗膜がとても傷んでいたので、剥離作業に手間取った事をよく覚えています。 お施主様にご挨拶をして、直ぐに施工箇所の点検となりました。ごく一部不具合箇所が見つかったので、日を改めて伺う事にしました。 ウレタンの直塗りではなく、躯体の屋上とウレタン防水の間に緩衝材を挟むやり方を、通気緩衝工法と云います。以前は経費が比較的安価なゴムシートが多かったのですが、膨れや剥がれが起こる欠点があり、屋根の形状や勾配(傾き)に不都合がない限り、この工法をお勧めしています。それでも保障期間は10年です。(施工後7年位経過した時点で、トップ層を再塗装する条件が付加されますが) 防水工事の金額を相見積もりしても、ピン・キリなのは事実です! しかし、メーカー+施工業者連名の保証書が出せる工事の場合、㎡数に対する材料の塗布量は一定と決められているので、本来ならばそんなに増減する事はないはずなのですが・・・
施工の保証書のみの場合、仮に施工店が無くなった場合、変わってメーカーが保障してくれるシステムなんです。屋上防水自体高い買い物なのですから、『安物買いの銭失い』にならない様に気をつけましょう!
写真は、中塗りの上からフッソの遮熱塗料をローラー塗装している工事写真です。 ここ2〜3年特に多くなりました。