父の最初の内弟子は、今年（平成29年）で確か65歳になります。先月も電話で話しました。元気にこの仕事を続けている様です。数年前に外国籍の奥さんと結婚して、お互いの国を行ったり来たりしている模様です。私もそうですが、男は仕事がなくなると、世間から見放された様に思い、イジケテしまいます。（ワーカーホリックでしょうね）我々職人の仕事は、その仕事を続けられれば、又は、身体に異常なければ、結構な年まで頑張る事が出来ます。以前、民放のテレビで紹介された方は、83歳にもかかわらず、毎日自転車で片道1時間かけて職場に行き、元気に仕事をされていました。当然その職場の最高齢ですが、2番目の73歳の同僚が歳だからと、退色を考えている横で、『一緒に仕事を続けよう❢』と説得している姿を見て、改めて仕事がある事の有難さを感じました。 年の暮れから新年にかけて、お施主様と交わした契約書や工事の保証書などを整理したところ、なんと、300枚近いではありませんか！ 当然１枚１枚には、それぞれの記憶が甦って来ます。が、中には忘れて、お施主様の顔や内容を忘れたものもありました。あらためて、何かの形で、お礼の気持ちをお伝えせねばと思い、今年の時分に対する課題にせねばと決意しました。
私の弟子も今年で39歳になります。私が彼を雇った当時の年齢に達したようです。
塗装日記570 最初の弟子は65歳になりました
