主な劣化箇所 |
症状 |
写真 |
調査方法 |
劣化レベル |
状態 |
北側屋根 |
コケ |
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目視 |
4 |
コロニアル屋根の南側は熱と紫外線、雨水の影響で、経年劣化が顕著です。北側1階の屋根は、湿度が高くコケの発生が見られます。 |
受け樋 |
退色 |
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目視 |
3 |
塩化ビニール製の雨樋は年数が経つと、熱や紫外線などの影響を受けて、変形し脆くなり、ひび割れが生じます。通常20年前後で(部分的にも)交換するケースが多いのですが、塗装する事により、寿命を延ばす事も可能です。 |
破風板 |
塗膜劣化 |
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目視 |
3 |
破風板は現在ウレタン塗装です。ウレタンかシリコン塗装をお勧めします。 |
軒裏 |
汚れ |
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目視 |
3 |
軒裏(天井)は壁同様に、リシン吹付けの塗装です。基本的には、外壁と同色・同素材で塗装する事をお勧めします。 |
外壁 |
退色 |
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目視 |
3 |
Y様邸の外壁は、モルタル壁にアクリルリシン吹付けです。クラックの発生は見られません。比較的良好です。写真は外壁の角を撮影したものです。プラスチック製のコーナーが在ることから、モルタルは1回塗りと判断しました。 |
ベランダ内 |
コケ |
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目視 |
4 |
南側2階ベランダ内部の写真です。コケの発生も気になりますが、耐水性が低下したモルタル壁から水分が浸透する事の方が心配です。早めのお手入れが肝要です。 |
鉄部 |
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アルミなどの非鉄金属は無塗装です。それと、サビが発生した箇所は、必ずサビ止め塗装を行う。基本的な事ですが大事です。又、検証できる様に、写真を提出する。もっと大事です。 |
雨戸 |
無塗装 |
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目視 |
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シャッター雨戸は洗浄のみで、塗装は行わない予定です。開閉困難になるケースがあるからです。収納部の鉄部は勿論塗装します。 |
押さえ板金 |
浮き釘 |
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目視 |
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コロニアル屋根を押さえている板金部です。年数が経過すると、浮きが見られます。打ち直し、効果が期待出来ぬ場合は、コーキングで固定する方法をとります。 |
ボーダー |
塗膜剥離 |
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目視 |
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1階と2階を分けるボーダーに剥離が見られます。 |
ベランダ床 |
無塗装 |
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目視 |
2 |
ベランダ床は通常防水仕様になっていますが、素材により、塗装に不向きな場合があります。Y様邸も尚にこれに該当します。今後も無塗装をお勧めします。 |
パターン |
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目視 |
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外壁塗装のパターンを見本帳や塗り板などで確認しましょう。又、奥様が言われた玄関柱なども、パターンを確認しておく必要があります。これも事前の打ち合わせの重要な点です。 |
磁器タイル |
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目視 |
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入り口付近のタイルが欠落しています。塗装工事の前に事前に確認しておくと、お互いに誤解も生じません。その様な意味でも、事前の打ち合わせは重要です。 |
全面北面 |
【調査結果】 |
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目視 |
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コケの発生も見られましたが、現状で塗り替えを行うのであればベストです。 |
全面南面 |
【調査結果】 |
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目視 |
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Y様邸の家は、雨漏りも無く、外壁にクラックもありません。今の所良好です。外壁塗料に関して、耐久性から見れば、アクリル→ウレタン→シリコン→フッソの順にアップします。 必要に応じて、費用対効果の見地からお選び下さい。 |
シロアリ |
【調査結果】 |
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新築時から今日まで、シロアリの点検をされていとの事でした。今後は5年に一度を目安に、点検だけでも行う事をお勧めします。雨漏りとシロアリは起こった後は、緊急性を要します。ご注意下さい。 |
劣化レベル |
0. 異常なし 1. やや劣化あり 2. やや劣化が進行 3. 劣化が進行 4. かなり劣化が進行 5. 劣化が激しい |