施工前後比較写真
施工前
施工後
久留米市のA様邸は、インターネットからのご依頼でした。
築60数年の床の間の壁が崩落して、困ってお電話がありました。
昔の造りで、竹を編んだ『エツリ壁』です。最初に雨漏りの原因の瓦を限定的に改修してから、内部の改修となります。
仕上がり具合に大変満足して頂きました。工事価格は、100万円台です。
施工写真ギャラリー
【お座敷床の間】
【お座敷天井雨漏り】
【床の間天井雨漏り】
(1)点検時
お座敷の床の間、土壁が崩落しており、天井にも雨漏りの跡が確認出来ました。
【本棟】
【本棟ズレ】
【下り棟手直し箇所】
(2)点検時(瓦の不具合箇所)
棟瓦の不具合箇所が複数確認でき、雨漏りの原因になる可能性がありました。
【予備瓦】
【雨水による浸食】
【雨水による浸食】
(3)点検時(瓦の浸食)
雨水で瓦が浸食されている箇所も複数確認出来ました。
【母屋と増築部分のツナギ目】
【同左屋根の溝】
【枡の共有】
(4)点検時(構造的な問題)
母屋と増築部分の境目の雨を排出部分も、正常に排水機能が働いていないと思わる箇所がありました。
【本棟の改修】
【下り棟の改修】
【下り棟の改修】
(5)棟の撤去と改修
不具合箇所を撤去して、改修を行いました。
【母屋と増築部分の取合】
【谷の排水】
【銅板にピンホール】
(6) 排水部分
屋根からの排水が最終的には1箇所に集まり、正常に排水出来ない事もあったようです。
【防水紙張り】
【板金施工】
【完了】
(7)板金交換
床の間の雨漏りの原因であった取合部分の銅板を撤去して、板金を張り直しました。
銅板の下には、防水紙は張っていませんでした。
【エツリ部分の補強】
【モルタル下塗り】
【側面壁補修】
(8)エツリ壁の下地作り
竹を編んで壁の下地を造る工法を、エツリと云います。長年雨水に侵食されて、竹が部分的に無くなっていました。
補強を行い、軽量セメントで下地を造りました。
【モルタル3回目】
【モルタル4回目】
【モルタル仕上がり】
(9)モルタル工事
セメントと水+骨材を混和して、約30㎜の厚さでモルタルを塗り重ねます。合計4回で約10㎜の厚さに仕上げました。
【下地パテ】
【中塗りパテ】
【仕上パテ1回目】
(10)パテ補修
下地用→仕上用パテで、周りとの違和感が無くなるまで3回塗り重ねました。
【仕上パテ2回目】
【シーラー塗装】
【周りの模様に合わせる】
(11)パテ処理とシーラー塗布
それぞれの場所に最適な道具と塗料を使って、アクセントとなる場所を仕上げていきました。
その後乾燥時間をおいて、密着性を確保する為に、専用のシーラーを塗装しました。
【仕上げ塗装中】
【仕上げ塗装中】
【塗装完了】
(12) 塗装仕上げ
周りの模様に合わせる吹付を行い、最後に横の床の間の色に合わせて、工事終了です。
【完了写真】
【完了写真】
【完了写真】
(13)室内完了写真
【本棟改修写真】
【面土改修写真】
【鬼瓦改修後】
(14)屋根の完了写真