一般的には流布されていませんが、以前のコロニアル瓦(新製スレート瓦)には、アスベストを混入して、強度や耐久性を増す工夫がされていました。全てとは申しませんが。
最近では健康被害を考慮して、このアスベストを混ぜなくなっています。 するとどうなるか?勿論、強度や耐久性能は低下します。(それに対応する工夫も成されていると思います。)
この様な場合、塗り替え時にタスペーサーを入れると、瓦が割れてしまうケースが出てきます。 由って、ハウスメーカーは以前の様に、タスペーサーを入れる指示をしなくなったのです。
以前私は、タスペーサーを入れるのも、ケースバイケースと言いましたが、この様な事情があります。 それとくり返しになりますが、タスペーサーは、最初の塗り替え時にしか、入れられません。 何故なら、塗装被膜が形成されているからです。
条件が揃えば、タスペーサーは非常に有効的に機能します。 有効か不適切かを見極める為に、私達が現場に赴き、点検作業を行います。