我が家のペットは雌猫のミーと雌犬のムーです。 ミーを現場で拾ってから22年が経ちました。 若い頃は気が弱く、人に抱かれたりする事を嫌がる、おとなしい猫でした。 あれだけ嫌いだった掃除機の音も、最近では一向に気にかけず、白内障も少しづつ進んで行きました。 正月休みが終わった頃、大分弱ってきたミーをいつもの病院に連れて行き、点滴が半日かかってやっと家へ連れて帰りました。
ここ数ヶ月は私の布団の中で寝かせていましたが、日頃から寝相が悪い私は念のため、毛布に包んでそう、このダンボールの箱に入れて寝かせました。
翌朝暖房を入れて、部屋を暖め、オムツを替えて病院に行きました。 診察台の上に乗せて先生が聴診器を当てた所、『心臓が動いていません。』との事。体も温かく、大きな目を開けたまま、苦しがりもせずに天寿を迎えたのです。
こんなに楽に、眠るように死んでいった猫を見て、私は悲しみよりも何か、生き様・死に様を見せてもらったように思われて、生きている間はしっかりガンバッテ、最後はこの様に死ねれば良いな。と思わずにはいられませんでした!
人も動物も死ぬときは、飾ったり、虚勢を張ったり出来ません。良い生き方と良い死に方が出来るように頑張ります。