12月某日（曇り）ご依頼頂いたシロアリの点検を進めるうちに、一部室内の壁を壊してみたところ、シロアリによる被害箇所が分かりました。お風呂場の隣りの部屋で、お住いの方がお風呂を使った後に、シャワーで天井や壁にお湯か水をかけて洗っていたそうです。ユニットバスではないので、タイルの隙間から水が入り、木材を腐食させて、結果的にシロアリが侵入して被害に遭ったようです。早速シロアリ駆除の手配をしました。
シロアリが活発に活動する時期は、私の経験では4月以降から10月頃までと思いますが、最近の温暖化で今後は活動時期や白蟻の種類なども変わってくるでしょう。外来種の家シロアリの場合、被害は内壁や柱・梁などを伝って、2階の部屋にも被害が広がる恐れがあります。そうなると、消毒の範囲も広範囲に散布しなければならず、もし壁を壊す事になると、工事費用も格段に高くなる可能性が出てきます。目視では判別が困難な為、信用出来る業者に点検を依頼する事が重要です。安易に自分でシロアリ駆除のスプレーなどを散布すると、シロアリの被害が広がる恐れが増すので、その点は自己責任で判断してください。私はお勧めできません。
